先々週の10月2日にいずみホールへノリントン×チューリッヒ室内管弦楽団のコンサートに行ってきました。
【プログラム】
モーツァルト
・交響曲第1番変ホ長調K.16
・ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467
・交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
サー・ロジャー・ノリントン(指揮)
チューリッヒ室内管弦楽団
HJリム(ピアノ)
この演奏会では「音楽は楽しい!」ということでした。
ノリントンのユーモア溢れるパフォーマンスもそうなんですが、とにかく演奏者が楽しそうにではなく楽しんで演奏しているのが伝わってきました。また、弦楽器にヴィブラートをかけない奏法で濁りのない美しい音にも酔いしれてしまいました。
しかし、私の本当のお目当てはピアノ協奏曲のソリストHJリムでした。私の中では若手のピアニストでダントツのイチオシです。雑誌のインタビュー記事を読んで興味を持ったのですが、デビュー盤であるベートーヴェンのピアノソナタ全集に衝撃を受け、その後聴いたライブではさらなる衝撃を受けることになりました。
とにかくスケールが大きく、快速テンポで駆け抜けていくのですが、しっかりと心に語りかけてくるという類まれな才能持った人です。今回のモーツァルトもノリノリでやりたい放題。終始ゾクゾクしっぱなしでとても楽しかったです。
このピアニストについてはいずれ詳しく書こうと思っています。