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- ハイドシェック 東京&海老名
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2013.12.02 Monday
ハイドシェックを聴くために東京と海老名へ行ってきました。
29日の金曜日は会社を休んで新幹線で東京へ・・・
この日は天気もよく富士山がきれいに見えました。
夕方東京についてそのまま東京文化会館へ・・・
会場ではいつものメンバー+関西メンバーにお会いしました。
19:00開演。
最初のヘンデルとバッハを組み合わせたプログラムを弾き始めるとさすがはハイドシェック、あの温かみのある音で全体を包み込んでくれます。調子がよさそうな感じで安心して聴いているとなんと!バッハの途中でいきなりコケてしまいました。その後は何とか持ち直してハイドンのソナタもまずまずの演奏でした。
そして次のモーツァルトのピアノソナタ4番の第一楽章を弾き終えると何と!アタッカでそのままベートーヴェンのピアノソナタ5番へ突入。
それを自然にやってのけるセンスにはただただ驚きました。そのベートーヴェンは心に直接訴えかけてくるようなすばらしい演奏で個人的にはこれが前半のベストだと感じました。
20分の休憩後後半の開始。
まずは6つのバガテル。この曲は5年前の日本ツアーでもプログラムに組まれ各地で名演を繰り広げてくれた得意曲です。
今回も初めから心に語りかけてくる素晴らしい演奏でしたが、4曲目でまたコケしまいました。
最後はドビュッシーの前奏曲から4曲。これまた素晴らしい演奏で私の中では東京でのベスト演奏でした。
アンコール
はじめにフォーレの夜想曲第11番を弾きましたが弾き始めてすぐにコケてしまい最初から弾きなおしましたが、この演奏が絶品!この日一番感動したんじゃないかと思います。その後はバッハの作品を数曲弾きましたが、これも本プロよりも良かったんじゃないかと思うような演奏でした。
体調自体は良さそうでしたが、3箇所もコケてしまったのでご本人は少し不満だったかもしれません。
終演後は恒例のサイン会。ものすごい長蛇の列でした。
横浜の実家で2泊し1日の日曜日は海老名市文化会館へ・・・
ここでも関西メンバーと遭遇。
この日は初めから調子が良くヘンデル・バッハの見事な演奏で始まり、ハイドンもまずまず。そしてモーツァルトが始まり終わりに近づくとまたアタッカでベートーヴェンに移ると予想していたのですが、何とこの日は完全に切り離して演奏していました。そしてベートーヴェンも見事な演奏を繰り広げていましたが第三楽章で少し雲行きが怪しくなり、何とか気合で持ち直し最後まで見事に弾ききりました。後半の6つのバガテルも見事な演奏でしたが4曲目が鬼門なのか足が絡んでいるような感じでここは根性で弾ききってました(笑)
この日も一番感動したのがドビュッシー4曲。こんなに美しいドビュッシーはハイドシェック以外弾くことができない唯一無二のものだと思います。
アンコールはシューベルトの楽興の時第2番に始まりあとはバッハ尽くし。
このバッハがこの日一番の演奏だったように思いました。
この日ももちろん終演後はサイン会。東京よりは満足な演奏ができたらしくとても上機嫌でした。
いろいろごちゃごちゃと訳のわからんことを書いてきましたが、一言で言えば東京はまずまずの出来、海老名は好調だったというのが私の感想です。