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- ハイドシェックコンサート評 2011
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2011.12.24 Saturday
最近は現場に出ることが多く今週も関西方面で現場作業をしていたんですが、
その間にクラシック関係の月刊誌が発売されていて本日ようやくチェックしました。
私がチェックした限りではハイドシェックのコンサート評が掲載されていたのは
「音楽の友」1誌のみ(他にもあったら教えていただければ幸いです)。
11月21日浜離宮でのコンサートの野平多美氏による批評です。
内容としては大絶賛!
特に音色の素晴らしさを強調されています。
興味のある方は今すぐ書店へ・・・(笑)
私も気分がよくなったのとクリスマスイヴということもあり、
お寿司とシャンパン(もちろんシャルル)で乾杯!
一人ですけど・・・(T_T)
ついでにティラミスで少しはクリスマス気分も味わってます。
一人ですけど・・・(T_T)
今年の日本は苦難の年となってしまいましたが、
来年こそは良い年になりますように(祈)
- ハイドシェック2011 サロンコンサート
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2011.12.03 Saturday
続けてサロンコンサートのご報告です。
2011年11月27日(日)14:00開演(13:30開場)
仙川アヴェニュー・ホール
【プログラム】
モーツァルト: 幻想曲ニ短調K397
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第7番
ドビュッシー:前奏曲集 第2集 より “カノ―プ”
ドビュッシー:前奏曲集 第1集 より “沈める寺”
*****休憩*****
ハイドシェック:プレリュード“ロンサールの詩「かくも死を急げば」より”(1986年作曲)
ハイドシェック:5つのプレリュード“モーリス・クーランの詩「苦しみの愛を愛す」より”(1992年作曲)
ハイドシェック:海 “4大元素〜<海><土><大気><火>による24のメロディー”より(1996年作曲)
ハイドシェック:フランソワ・ヴィヨンの詩「過ぎし日の令夫人たちのバラード」より(2008年作曲)
ハイドシェック:ミシェル・ベナールの詩「砂丘」より(2008年作曲)
ハイドシェック:シュン・コヤマを偲ぶエレジー“ミシェル・ベナールの詩「身体は病み、顔は星に映す”より(2009年作曲)
結果から申し上げますとこの日のハイドシェックはとんでもなく素晴らしかったです。
モーツァルトは最初の一音から引き込まれてしまいました。
ゆったりとしたテンポで”間”の取り方も絶妙。
モーツァルトがこの曲に込めた思いがモロに心に伝わってくるようでした。
奈良でのアンコールとは全くの別物。同じ人の演奏とはとても思えません。
ベートーヴェンも最高!往年の雄弁さに透明感と深みの加わった音色で
ベートーヴェンの音楽の素晴らしさしか感じさせない理想的な演奏。
ドビュッシーも神がかり的だった浜離宮に勝るとも劣らない美しい演奏でした。
後半は自作曲を思う存分演奏できるとあって楽しそうに演奏しておりました。
アンコールは5曲
・ベートーヴェン:ピアノソナタ第15番「田園」より第2楽章
これまたとてつもなく素晴らしい演奏。本プロの7番より感動したほどでした。
それだけに第2楽章だけとは勿体無い。全楽章聴きたいと思いました。
・ヘンデル:組曲第1番よりプレリュード
これは言うまでも無く得意中の得意で、もちろん素晴らしい演奏。
・ハイドシェック:ラ・マルセイエーズ変奏曲よりフォーレ風&クープラン風
これらも安心して聴くことが出来ました。
・シューベルト:楽興の時より第2曲
これは東京と奈良での本プロでも弾いていて出来の良かった曲ですが、
このアンコールでの演奏は別次元の素晴らしさ!
この日は最初から最後まで物凄い集中力で最高の演奏を披露してくれました。
実はこのサロンコンサートではファツィオリというイタリアの新興メーカーのピアノが使用されたのですがとても素晴らしい音で、ハイドシェックの意図したことを余すことなく表現していたように思いました。
ハイドシェックとこのピアノの相性は抜群な気がしますしハイドシェック自身もとても気に入っているように感じました。
終演後は会場近くのフレンチレストランで交流会。
私も参加させていただきました。
ハイドシェックはコンサート本番も絶好調でしたが交流会でも舌好調!
各テーブルを順番に回ってファンとの交流を楽しんでいました。
こんなに素晴らしい企画をされたコンサートイマジンさんに感謝です。
ということでこの日は気分良く家に帰りました(^^)
- ハイドシェック2011 奈良公演
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2011.12.03 Saturday
かなり遅くなりましたがハイドシェックの奈良公演のご報告です。
2011年11月25日(金) 19:00開演(18:30開場)秋篠音楽堂
【プログラム】
ベートーヴェン: ピアノ・ソナタ第25番ト長調
シューベルト: 楽興の時
ショパン: 練習曲 第2番変イ長調
ショパン: 夜想曲 第13番ハ短調
******休憩******
リスト: コンソレーション(慰め)より第3、4、5番
ドビュッシー: 前奏曲 第1集より第2、3、4番
ドビュッシー: 喜びの島
この日のハイドシェックは東京公演ほどの硬さがなく、
ステージに登場したときからリラックスしているようでした。
そのお陰かベートーヴェンは東京公演よりも音楽の流れが
自然でとても素晴らしい演奏だと思いました。
シューベルトは曲によって出来栄えにムラがあるのは
東京と同じでしたが良い演奏のほうが多かったです。
それでも東京でのアクシデントを思い出したのか
第4曲はかなり慎重になりすぎていた感じで
やっぱり同じところでアクシデント発生。
次の第3曲までその影響を引きずっていたようでした。
でも、第5曲と第6曲は東京よりも素晴らしかったです。
前半に関しては東京よりも良かったと思います。
幕間に関西のハイドシェックを心配する応援する会のメンバーと
2年ぶりの再会。皆さんハイドシェック大好きの素敵な人たちです。
東京では後半からアンコールにかけては神懸り的な素晴らしい演奏の
連発でしたので奈良でももちろん期待をしました。
が・・・神降臨せず(T_T)
後半は、全体的に弾き急ぎというのか前のめりになったような感じの演奏が
多かったような気がします。ハイドシェックも心なしかお疲れのご様子。
それでもハイドシェック独特の美しい音色や響きなど素晴らしい部分も多く、
それを耳にすることが出来たのは良かったです。
アンコールは7曲も弾いてくれました。
・ヘンデル:組曲第1番より
さすがにヘンデルはいつも美しく安心して聴く事が出来ます。
・モーツァルト:幻想曲ニ短調K397
この演奏はメチャクチャ速いテンポで”間”がまったく取れていなくて、
呼吸が浅い感じでせかせかとした印象でした。聴いてて落ち着くことが出来ず。
この曲は2日後のサロンコンサートのプログラムに入っておりとても不安・・・
・ヘンデル:組曲第3番より
このヘンデルは良かったです。
・ドビュッシー:前奏曲集第2巻より”枯葉”
これも良い演奏でしたがハイドシェックならもっと素晴らしい演奏が出来るはず。
・ハイドシェック:リトルドンキー
プレリュード
ラ・マルセイエーズ変奏曲よりクープラン風
最後は自作曲で締めくくりました。
奈良でのハイドシェックはあまり良いコンディションではなかったと感じました。
それでも終演後のサイン会では一人ひとり丁寧に対応していました。
このファンを大切にする姿勢には本当に頭が下がりますし、
次回こそは素晴らしい演奏をしてくれるとの期待も高まります。
2日後のサロンコンサートについては次の記事で・・・